鍼、灸、指圧などの東洋医学の療法に共通するのは、“ツボ”刺激によって内臓を活性化し、健康を取り戻そうとするところです。
とくに次のような症例に効果があります。
痛みのある部分や機能の低下した臓器に直接はたらきかけるだけではなく、離れた位置の“ツボ”への刺激が効果をあげるのは、身体のなかに“気”、すなわちエネルギーの流れがあるからです。
この流れは特定の内臓や内分泌腺と密接な関係があり、流れの停滞と、その流れが関係する機能の低下は同時に起こります。
無憂扇温圧療法では中国や日本で広く用いられている経絡説を基本に、インドでまとめあげられたアーユルヴェーダ医学でいう気(プラナ)の流れ方を参考にしていますので(この両者は互いに影響を与え合ったものと考えられる)、次のように呼びます。
中国、日本で一般に用いられている12経を次に示しておきます。
これらは<1>の肺経から<12>の肝経までがつながっていて、すべての主要な内臓や筋肉を通る流れになっています。
これらに、任脈と督脈という二つの、調整役というべき気脈があります。
これらの気の流れ道の途中に気穴があるのです。これは地下水脈と井戸の関係ともいえるでしょう。流れの様子を知ることができるとともに、遠隔治療の操作点でもあるのです。
参考までに各経に疾患例を示しています。実際の施療ではその流れを中心に互いに関連する他の流れの気穴を用います。