気脈活性療法

鍼、灸、指圧などの東洋医学の療法に共通するのは、“ツボ”刺激によって内臓を活性化し、健康を取り戻そうとするところです。
とくに次のような症例に効果があります。

  • 筋肉の慢性的な硬直による血行不良を原因とするコリや痛みなどの症状
  • 体質の陰性化による血行不良や新陳代謝の低下を原因とする臓器の機能低下
  • 長期間のストレスによる倦怠感や不眠など精神の不安定

痛みのある部分や機能の低下した臓器に直接はたらきかけるだけではなく、離れた位置の“ツボ”への刺激が効果をあげるのは、身体のなかに“気”、すなわちエネルギーの流れがあるからです。
この流れは特定の内臓や内分泌腺と密接な関係があり、流れの停滞と、その流れが関係する機能の低下は同時に起こります。

無憂扇温圧療法では中国や日本で広く用いられている経絡説を基本に、インドでまとめあげられたアーユルヴェーダ医学でいう気(プラナ)の流れ方を参考にしていますので(この両者は互いに影響を与え合ったものと考えられる)、次のように呼びます。

  • 経絡/経脈=気脈
  • 経穴/ツボ=気穴

12経

中国、日本で一般に用いられている12経を次に示しておきます。

1
肺経
2
大腸経
3
胃経
4
脾経
5
心経
6
小腸経
7
膀胱経
8
腎経
9
心包経
10
三焦経
11
胆経
12
肝経

これらは<1>の肺経から<12>の肝経までがつながっていて、すべての主要な内臓や筋肉を通る流れになっています。
これらに、任脈と督脈という二つの、調整役というべき気脈があります。
これらの気の流れ道の途中に気穴があるのです。これは地下水脈と井戸の関係ともいえるでしょう。流れの様子を知ることができるとともに、遠隔治療の操作点でもあるのです。

参考までに各経に疾患例を示しています。実際の施療ではその流れを中心に互いに関連する他の流れの気穴を用います。

<1>肺経

呼吸器系疾患
上肢前内側の障害

<1>肺経

<2>大腸経

腸の疾患
腰痛
泌尿器疾患
目.耳.口.鼻の炎症

<2>大腸経

<3>胃経

胃腸病
胸部の疾患
下肢外側の障害

<3>胃経

<4>脾経

糖尿病
胃病
貧血
精力減退
下肢内側障害

<4>脾経

<5>心経

心臓疾患
癲癇
上肢内側障害

<5>心経

<6>小腸経

腸疾患
生殖器疾患
上肢外側障害

<6>小腸経

<7>膀胱経

膀胱疾患
首,背中の痛み
下肢神経痛
下肢裏側障害

<7>膀胱経

<8>腎経

泌尿器疾患
生殖器疾患
肺疾患
のどの障害
情緒不安定
下肢内側障害

<8>腎経

<9>心包経

心臓疾患
嘔吐
上肢内側障害

<9>心包経

<10>三焦経

胸部疾患
肩凝り
上肢外側障害

<10>三焦経

<11>胆経

胆嚢疾患
胆石
頭部疾患
胸・脇の疾患
下肢外側障害

<11>胆経

<12>肝経

肝臓疾患
消化器疾患
眼の疾患
爪の障害
下肢内側障害

<12>肝経

督脈

胸部疾患
肩凝り
上肢外側障害

督脈

任脈

胆嚢疾患
胆石
頭部疾患
胸・脇の疾患
下肢外側障害

任脈

最終更新日:: 2016/10/18 16:35| 表示回数: 11,546